日本語キーボード

こんにちは。
余程のマニアでもない限り、パソコンのキーボードは日本語という方が多いと思います。

ただ、日本語キーボードは、一つのキーでアルファベットと日本語(ひらがな)を入力出来るようにするため、キートップに幾つもの文字や記号が刻印されていて、初心者の方はこれで戸惑うようです。

そこで今回は、簡単にキーの刻印の意味を理解できる方法(覚え方)を説明しようと思います。

まずは、キートップをよく見てください。

例えば数字の【5】が左下に刻印されたキー、左上には【%】、右下に【え】、右上が【ぇ】というように、四つも文字や記号が刻印されています。

どのようになっているかというと、まずキートップの左側にある文字や記号は英字入力モードの時に有効な文字種、右側にある文字や記号は日本語入力モードの時に有効な文字種と覚えましょう。
そう思って見ると、キーの左側にはひらがなが無く、右側には英文字がありませんね。
そして、キートップの下段にある文字や記号が、キー単独で打ったときに有効な文字種、上段にある文字や記号が、このキーとSHIFTキーを同時に打ったときに有効な文字種と覚えます。

そうすると、英字入力時にキー単独で打つと【5】が入力でき、SHIFTと同時に打つと【%】、日本語入力モードに切り替えてキー単独で打つと【え】、そのままSHIFTと同時に打つと【ぇ】が入力できることになります。

では、直ぐ下にある【T】のキーはどうでしょう?

左下に文字がありません。右上にも文字がありません。

これは、英字入力モードでSHIFTと一緒に打つと【T】つまり大文字のTが入力できるキーですから、単独で打つとその小文字である【t】が入力できるのですが、どちらもアルファベットの20番目の文字(T又はt)であるので、大文字のTを代表して刻印しているに過ぎないのです。小文字のtを刻印してもかえってゴチャゴチャしてしまうからなんですね。
一方、右上に文字がないのは、ひらがなの【か】には小さい字が無いため何も刻印されていないわけです。

なお、CAPSというキーを打つとSHIFTを押した際の動きが逆になります。即ち、単独で打つと大文字、SHIFTで小文字になります。

パスワード入力時に、うまくいかないとき、CAPS LOCKのインジケータが点灯していたら、大文字小文字が逆転して入力されていることになるので、注意してください。

最近のキーボードには、アルファベットだけキーの真ん中に刻印して、ちょっと格好良く見せているものもありますが、私は昔ながらの四隅に配置してあるキーが好きですね。

2024/4/17